液体空気の歴史|プロローグは100年以上前のフランス・・・

液体空気とは、自然界の大気中に気体の状態である空気を、人為的に圧力をかけたり冷却したりすることによって液化したガスのことをいいます。この“液化技術”が、ガスの輸送と様々な産業への利用の道を拓きました。

この画期的技術が発明されたのは今から100年以上も前のフランス。1902年に物理学者ジョルジュ・クロードが、世界で初めて空気を圧縮・冷却して液化し、酸素を分離する方法を発見。これにより大量の酸素を精製し製品として提供することが可能になりました。

同年、クロードは実業家のポール・デロルムとともに、空気から工業的に酸素、窒素を製造する会社をパリに設立。これが今日、産業・医療ガスのリーディングカンパニーとして全世界72カ国で事業を展開する「エア・リキード株式会社」の始まりです。

その5年後の1907年には日本に進出。大阪に日本初となる空気分離装置を設置して酸素製造事業をスタートさせ、1930年には日本法人である「帝國酸素」(現日本エア・リキード株式会社)を設立します。

そしてついに60年前の1950年、高松帝酸が、日本エア・リキード社の関連会社として、四国・高松の地で産声をあげました。

左がジョルジュ・クロード、
右がポール・デロルム