こんなところにも高松帝酸

航空機のタイヤには、内圧保持のために窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスが用いられています。タイヤからの空気漏れを防いだり、タイヤの破裂による火災事故を防ぐといった安全性を高める役割を担っています。また、機体の素材である炭素繊維の製造にも窒素ガスが使用されています。

火力発電所では発電機を冷却するために水素ガスが用いられています。また、原子力発電では爆発防止のために窒素ガスが使われています。将来を担う水素発電では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しない、環境にやさしいエネルギーとして期待されています。

半導体の工場では、成膜工程にモノシランガスなどが、エッチング工程には塩素ガスなどが使われています。また、完成した電子部品は窒素ガスの中でハンダ付けをされています。ディスプレイ用のフィルム製造では、酸化防止や表面処理で窒素ガスが使われています。

大学や研究施設では、ガスを使って実験や測定を行っています。ガスクロやICPなどの分析装置では、測定の際にヘリウムやアルゴンガスが必要です。また、化学合成や細胞培養などの実験は、窒素や炭酸ガスを使って行われています。

病室や治療施設で入院中の患者様が吸入している酸素ガス。命の源である酸素を、ボンベやタンクから、高松帝酸が施工したガス配管を通じて、病室に24時間365日供給しています。

コンビニやスーパーに並んでいる商品にもガスが使われています。例えばお菓子や食品の包装には、鮮度を保つために窒素ガスなどが封入されています。また、冷凍ショーケースには、冷媒として炭酸ガスやフロンガスが使われています。

酸素を吸入しながら自宅療養が必要な患者様には小型の酸素発生器や酸素ボンベなどをご自宅にお届けしています。住み慣れた自宅で健やかに治療できるように、患者様の快適な生活とQOLの向上に努めています。

水素ステーションは、燃料電池自動車（FCV）へ燃料の水素を供給する施設のことです。 「水素ガス」を圧縮機で「圧縮」し、蓄圧器に高圧で「貯蔵」します。
燃料供給時は、ディスペンサーからFCVの水素タンクに82MPa（メガパスカル）＝820気圧という高圧で供給（充填）します。
水素の充填は、有資格者により行います。