~ギ酸から高圧水素ガスの連続抽出(4000L/時×30分に成功~

【事業内容】
高松帝酸株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長:太田 貴也、以下 高松帝酸)、当社は国立研究開発法人産業技術総合研究所(東京本部:東京都千代田区、理事長:石村 和彦、以下 産総研)と共同で令和5年度成長型中小企業研究開発事業(JPJ005698)に採択され「ギ酸を水素キャリアとした革新的高圧水素及び液化炭酸ガス連続供給技術の開発」について2023年10月からスタートし「未来を変える”カエルッティ”プロジェクト」と称し、その第1弾として産総研が持つギ酸から高圧の水素と炭酸ガスを生成する技術をスケールアップさせ大量の水素ガスと炭酸ガスの製造に成功しました。

第2弾として、2024年11月から、多量の水素ガス製造を実現するために、新たに連続式高圧反応装置を開発し運転を開始。従来(産総研)の約1300倍となる約4000L/時×30分の連続運転に成功しました。2024年度中にはGo-Techの目標である100時間の連続運転達成に向けて装置の運転条件や反応条件の確立を目指していきます。

連続式高圧反応装置

【出口戦略】
世界初となるギ酸から製造された高圧水素の出口戦略として、水素調理を手掛ける株式会社H2&DX社会研究所と四国で唯一となるパートナーシップ契約を2024年9月に締結しました。
また、身近に水素を感じる水素調理体験会(香川県産品であるオリーブ牛と鰻使用)を開催し、「カリッとジューシーでCO2を出さない」環境に優しく美味しい調理を体験いただきました。

水素調理とは・・・
燃料に水素を用いた調理方法。水素は燃焼時にCO2の発生無しに調理する手法。燃焼温度は高く無臭の為、『表面はカリッと、中身はジューシー』な食感が楽しめる。

本提携を通じて水素エネルギーを身近で持続可能な地域社会の構築に向けた具体的な取組を開始します。

H2&DX社会研究所 代表取締役社長 福田 峰之氏と高松帝酸株式会社 代表取締役社長 太田貴也による調印式

本プロジェクトは、KSB瀬戸内海放送、四国新聞、日刊工業新聞社、日本食料新聞等にも取材・掲載されました。

水素を使った調理の体験会 次世代エネルギーを身近に感じて 高松市 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

高松帝酸、40L反応容器のベンチスケールでギ酸から連続的に高圧水素発生を実証 | ガスペディア

水素調理体験会 日刊工業新聞社

ギ酸から高圧水素連続生成 日刊工業新聞社

<以下、参考資料> 

■各社の概要

国立研究開発法人産業技術総合研究所
所在地:東京都千代田区霞が関一丁目3番1号
業務内容:産業技術に関わる研究
URL:https://www.aist.go.jp

H2&DX社会研究所
所在地:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6F
代表者:代表取締役社長 福田 峰之
資本金:1,000万円
業務内容:水素エネルギー社会構築、利活用に関するコンサルティング、水素調理器具の製造・販売
URL:https://h2dx.co.jp

 

<資料に関してのお問合せ先>

高松帝酸株式会社
総務部・広報:長谷部 匡昭
電話:087-822-5222 (携帯090-1006-9133)
FAX:087-822-4885
E―Mail:m-hasebe@takatei.co.jp
住所:〒760-0065 香川県高松市朝日町5-14-1